先日、パリッとした笠雲が富士山に掛かっているのを久しぶりに見ました。
キリリと締まった縁のエッジが綺麗です。
でもこれを撮って数分後には崩れ始め、だんだん温泉に入っている人の頭の上のタオルみたいに。
笠雲が出る時は天気が下り坂。富士山周辺では常識です。
この日も夕方まで笠雲が出続け、次の日は雨です。
でも、案外長く笠を被ってましたね。
今まで見た中で一番笠の段が多かったのは7段。
育ちすぎてしまったキノコの親玉みたいですごい迫力がありました。
その時はニュースにもなっていたけれど写真を撮りそこねてしまった。
後から、感動した時にはすぐに行動が必要だと痛感。
富士山と紅葉は“いかにも”とはいえ、映えます。
もう河口湖周辺も紅葉の盛りを過ぎました。
少し褪せた感じが微妙で良いのですが、その枯れてゆく寸前の一瞬の煌きのような美しさは撮るのが難しいです。
枯れてゆく時の光、朽ちてゆく時の輝き。
じつは、以前からのテーマの一つです。
もうそろそろ霜が降ります。