【富士山 初冠雪】

一昨日からの昨日に掛けて富士山頂に雪が降りました。
今年は遅いと思ってましたが、平年より11日遅れということ。
昨日11日の午後、自動車に乗っていて気付きました。

8月終わりに初冠雪という年もあり、なかなか予想できません。
この時期の雪は根雪になるでしょう。

初冠雪の富士山
初冠雪の富士山

ということで、今朝は久しぶりに自転車で河口湖に向かい撮影。
天気がよく、カラッとしているのに水蒸気のせいか、薄っすらと靄がかかっている感じ。
もう少し山肌がはっきりしていると思っていたけれど、山頂以外、穏やかに平坦な富士山です。
5合目以下の黄色く色付いているところも薄靄で目立ちません。

初冠雪の富士山と冬の色に変わってきた湖面 河口湖にて
初冠雪の富士山と冬の色に変わってきた湖面 河口湖にて

湖畔のススキ(カヤ?違うかも)は白くなる前の銀色の輝きが美しい。

ススキと富士山 初冠雪
ススキと富士山 初冠雪

コスモスは盛りの時期を過ぎ、花も小さめになってきました。

光に透かしたコスモス 河口湖にて
光に透かしたコスモス 河口湖にて

さて、いよいよ冬。
その前に秋があるけれど、気分は既に冬。
ああ、長く寒い冬がやってくる・・・・・・

【濡れ落葉の面白さ】

嵐のような一夜の後、抜けるような秋空が広がってます。
雲の変化を撮りたくて、10月2日、富士山周辺に撮影に出掛けました。

雲の様子は別のページ、【雨上がりの山中湖】で紹介。

山中湖から見た富士山
山中湖から見た富士山と赤松

山中湖では色づき初めた葉や木の実のほか、沢山のテニスボールに混じって70cm以上もある鯉が岸辺に漂流していて、安全そうな水中もかなりデンジャラスだった模様。

まだ息があり目を剥いています。

山中湖で漂流するコイ
山中湖で漂流するコイ

一体どうしたのか?

先日オムスビをやったコイの恩返しか?とも考えましたが、
少し触ってそのままにしておきました。

脳裏には味噌味の鯉コクが・・・・・・。

鯉は、生きているうちにちゃんと泥を吐かせないと、結構泥臭いもの。
特に天然物は。

サイクリングロードの濡れ落葉 桂など
サイクリングロードの濡れ落葉 桂など

道路にも枝が多く、観光地はすぐに片付けられて安全になるのですが、訳がわからないモノが落ちてる意外性が面白い。

まだ熟してないコブシの実 
まだ熟してないコブシの実

立ち止まって路面観察。

緑のプロペラは寄生植物のヤドリギの葉
緑のプロペラは寄生植物のヤドリギの葉
ヒノキの葉はサンゴのよう
ヒノキの葉はサンゴのよう
路面に描かれたヒノキの落葉のドローイング
路面に描かれたヒノキの落葉のドローイング

「濡れ落葉」は別の意味を加えられ、悪い印象の言葉になってしまいました(笑)。

落花の美、落葉とともに
落花の美、 落葉とともに

でも、本物の濡れ落葉の美しさは花と同じで、短命で儚(はかな)く、素晴らしいものです。

【ツンデレなアザミの共存戦略】

フジアザミの花の蕾
トゲに守られたフジアザミの花の蕾

好きな植物の一つがアザミです。
ウチでは4種類以上(同定が難しい)育てていて、中でも日本最大のフジアザミは圧巻。

3年目の今年は、株の直径が1.2m位に育ってます。

庭のフジアザミの花
庭のフジアザミ 3年目の今年はとても大きくなり、花は直径5センチは越えている

アザミに“レッテル張り”をすると、
「ツンデレちゃん」といったところでしょうか。

春のアザミもありますが、今が一番の花の季節です。
もうこの時期には、迂闊に触れば刺さるほどのトゲが痛いのですが、コレは大きな生き物への防御として大変良く出来てます。
本体は柔らかいのに、針はあらゆる方向に出ていて効率良く防御態勢を固めて、“抑止力”を高めています。

大株になったアザミの葉をバリバリ喰うイモムシも殆ど見かけませんから、ウマくてもっと効率良く食べられるところに行ってしまうのでしょう。

堂々たるフジアザミの花
堂々たるフジアザミの花

ところが、花は大人気!

特にハナバチ系や蝶から絶大な人気で、アブやらキイロスズメバチもこの魅力には勝てません。
2本の後ろ足に花粉団子を付けて、花粉まみれで蜜を求めて潜り込むハナバチを見ていると、可愛くて、思わず撫でたくなります。

アザミに止まる2匹のセセリチョウ
アザミに止まる2匹のセセリチョウ
アザミに止まるセセリチョウ
アザミに止まるセセリチョウ

アザミは「虫媒花」。

花は実は細い花の集合体で、細い管状になっているのが見て取れます。
だから、蜜もその奥に(少しだけ)あるので、蜜と花粉を餌にして虫達を集め、ついでに受粉してもらう巧みなシステムを作り上げてます。
ツンデレの“デレッ”とした部分ですが、コレは日本の“バラマキ交付金”と違って誰も損をしない、薄利多売的なやり方で見事に虫と共存しています。

さすが、高等植物。

ただし、どんなことにも例外というか、このシステムに便乗する虫がいるんですね。
例えば、大切なお客さんであるセセリチョウを花の脇で獲っているオオカマキリ。
ハチドリのように空中でホバリングして口先だけ伸ばして蜜を吸いに来るスカシバ(蛾の仲間)など、彼らもまたアザミの利用者です。
でも、アザミにとって彼らは特に害はなく、ある意味、折り込み済みのコストです。

 

アザミのみつを吸う蜂とウラギンヒョウモン
夢中でアザミのみつを吸う蜂とウラギンヒョウモン(多分)

ところが、
枯れたアザミの種を取ろうとすると、種に穴が開いていて中身が喰われていることがあります。
小さなウジに折角の種がやられてしまっているのです。
これが、アザミにとっては死活問題。

「トロイの木馬」を持ち出すまでもなく、どの世界にも言えるのは、内側からの破壊、内部分裂など内面からやられた場合にダメージが大きく、致命傷になりかねません。
効率良く日本を破壊するなら、それはもう日本が立ち遅れている“サイバーテロ”と“情報戦略”が一番効果的、
と、とっても飛躍した、我田引水な話につなげてみますと……

いわゆる「スマート・ナントカ」や「マイナンバー・ナントカ」みたいな“管理しやすい”システムは、得てして“管理されやすい”、つまり乗取り可能システムです。
これらは両刃の刃ですから、本当はそのリスクをきちんと説明し、成り済ましへの防御対策もしっかりとすべきですが、どれ位出来ているのか疑問です。

内部漏洩。
それに、
貧困などからくる売買などもあるでしょう。
“反社会的勢力”はいかにして“ご馳走”を味わうか考えていることでしょう。

重要な情報は各省庁などで分散管理をしてゆくそうだが、
もともと個人情報の集約化をし、集中管理するわけです。

目的は社会保障などのスピード化や、効率化など色々あるようです。
でも、
今まで目の届かなかった末端からあまねく税を取り立てるのが大きな目的ではないでしょうか。

マイナンバー制なんか導入しない方が良い、
と、個人的には考えてます。
今後、絶対に日本のこういったシステムは悪用されるでしょうね。
悔しいですけど……
もしそれを“折り込み済み”だというなら、そういう輩こそアザミの花の「ウジ虫」です。

【旅する蝶 アサギマダラ】

今日はアサギマダラを久しぶりに見ました。

数千キロを翔び、時に海を渡る蝶です。

河口湖のコスモスの蜜を風に揺られて夢中で吸ってます。

コスモスとアサギマダラ
コスモスに止まるアサギマダラ。 美しい蝶です。

浅葱色で斑(そのまんま)なので見間違うことはありません。
飛び方も余裕があって優雅。

素晴らしい。

以前、自宅の裏山や三ツ峠山頂付近などでも見かけたことがあります。

翅に文字も見当たらないので誰かが捕まえて放蝶したあともありません。
ピカピカの元気な蝶で、どこまで旅をするのでしょう。

コスモスとアサギマダラ2
本来警戒心が強い蝶のよう。 夢中で蜜を吸っていて近付けた。

以前、西表島でリュウキュウアサギマダラの集団越冬に出遭った時は、鳥肌が立つくらい綺麗でした。

今年は虫の“当たり年”でちょっと珍しい虫に出会ってます。

 

河口湖湖畔のコスモス
風にゆれるコスモス 毎年綺麗に咲いている

河口湖は先日の大雨で水位が戻って来てます。

もう夜は、寒いくらい。