【珍しい富士山 数十年に一度あるかどうかの逆転降雪?に】

今、富士山がめったに見られない雪を被ってます。
記録的な暖かさだった11月末の降雪からこうなってます。

写真を見て気がつくでしょうか?

山中湖からの富士山1
山中湖からの富士山1

よく見ると6・7合目以下に雪の帯が見えますよね。
麓より上のほうが雪が少ないという珍現象。

山中湖からの富士山2
山中湖からの富士山2

Webのある記事では、根雪となっていないことから、上の雪が風で飛ばされた可能性があるといっていましたが、おそらく違うと思います。
風は層状に雪を飛ばすようなことはないからです。
多分、雪を降らせた雲が、低空を通過したためでしょう。

一見見慣れたようでいて、よく見ると珍しい富士山。

かなり遠くからでも見えますよ。

富士吉田からの富士山
富士吉田からの富士山

【ハイタカ発見】

カラスの鳴き声でふと上を見上げたらハイタカが飛んでいた。
その後をカラスが追ってゆく。
カラスは追い立てているのだが、それより小型のハイタカは案外余裕があるように見える。
畳んだ尾羽根が真っ直ぐ伸び、下面は白っぽい。
シルエットがすっきりと綺麗で美しい。

以前、ワシタカ類の調査の仕事をしていて、タカが集団のカラスに追われたり、獲物を横取りされるのを結構見た。
ワシと違ってタカ類は小さめ。しかしハンターとしてはピカイチだ。
ウチの近くでトビ(トンビ・鳶)は多いのだが、トビはハンターではない。

特に尾羽根で区別が付く鷹らしき鳥は何度か見たことがある。
ハイタカらしい鳥も見た。
が、いつも「らしい」くらいで同定が出来なかった。
今日は低空だったので良く見えた。

鷹が生息していてもおかしくない地域なのだが、意識していてもなかなか見られない。
猛禽の鷹がいるということは、それを支える豊かな生態系があることの指標になる。だから、オオタカやハイタカのいる森は守らなければならない。

個々の鳥が珍しいとかいうことより、そこが一番重要なところです。

【富士のソライロ八景+一景】

一足早く秋が深まった山中湖。

夕方のソライロの変化です。

富士山に沈む太陽。
富士山に沈む太陽。 飛行機雲ひとつ。

太陽が山の端に掛かって沈むまで、あっという間。

写真を撮っていると、それに気づいて富士山へスマホを向ける人もチラホラ。

富士山に沈む太陽。 擬似ダイヤモンド富士。
富士山に沈む太陽。 擬似ダイヤモンド富士。

モータボートも減り、風にさざめく山中湖。

風も冷たくなってきました。

さざめく湖面の山中湖と富士山
風にさざめく山中湖の湖面
さざめく湖面の山中湖と富士山2
湖面と富士山

数日間、富士山の写真を撮りに来ているという横浜の方としばらく話す。
「今朝は河口湖の湖面に霧が出てとても綺麗だった」とのこと・・・

寡黙な人との会話は、埋み火のように温かい。

 

ソライロが深まってゆく富士山。

ソライロが深まってゆく富士山

深まる空の色。

 

シルエットの湖畔の木
シルエットになった湖畔の木はもう冬の姿

この日は夕方の紅葉の様子を見に来たのに、空の色が主役でした。

シルエットの富士山と山中湖
空に、少し前にはなかった色が加わってきた

空に新しい色が加わる。

富士山の山の端の色変わり。
山の端の色変わり

最後は帰路、忍野村からの富士山です。

こんな色の変化も珍しい。

忍野からの富士山と不思議なソライロ。
忍野からの富士山と不思議なソライロ

絶妙なグラデーションのこの空は二度と見られないと思う。

 

【赤とんぼの奥深さ】

家の周りには赤とんぼが多く、夏の暑い盛りから飛び回ってます。

でも、夏の間は真っ赤な赤とんぼはあまり見ません。

丁度、この季節になって木の実が熟するように、赤とんぼたちも真っ赤になります。

当然ですが、ならない種類はならないです。

「赤とんぼ」とは、特定の種類でなく、まあ赤っぽく、褐色っぽく、黄橙色っぽく・・・・・・そんな感じの色合いの小型のトンボ類ということで、かなり大雑把な分類ですが、これほど日本人にとって身近に感じられるトンボは他に無いでしょう。

「赤とんぼ」の歌がそのメロディーとともに深く心に根付いていて、心の原風景の一画を占めているのを感じます。

その赤とんぼですが・・・、

先日、庭で油断していた、赤とんぼを手で捕まえました。

庭の「赤とんぼ」
庭の「赤とんぼ」。この辺りのトンボは素朴で捕まえやすい。

アキアカネと判断して写真をとって放ちましたが、後で調べてみると大きな間違い。

ナツアカネのオスでした。

庭の「赤とんぼ」
後からアキアカネでなくナツアカネと判明。胸に近い腹部に小さな副生殖器があることから、オスであることも分かる。

このように胸まで真っ赤になるのはナツアカネのようです。

胸の模様も少し違います。

こちらのサイトを参考にしました。
[今日のいきもの] アキアカネとナツアカネの判別方法

色々な種類が「赤とんぼ」と呼ばれていることは知っていましたが、秋になるとナツアカネの方がアキアカネよりも赤くなるとは。

腑に落ちるような、落ちないような、
妙な気持ちになってます。

【旅する蝶 アサギマダラ】

今日はアサギマダラを久しぶりに見ました。

数千キロを翔び、時に海を渡る蝶です。

河口湖のコスモスの蜜を風に揺られて夢中で吸ってます。

コスモスとアサギマダラ
コスモスに止まるアサギマダラ。 美しい蝶です。

浅葱色で斑(そのまんま)なので見間違うことはありません。
飛び方も余裕があって優雅。

素晴らしい。

以前、自宅の裏山や三ツ峠山頂付近などでも見かけたことがあります。

翅に文字も見当たらないので誰かが捕まえて放蝶したあともありません。
ピカピカの元気な蝶で、どこまで旅をするのでしょう。

コスモスとアサギマダラ2
本来警戒心が強い蝶のよう。 夢中で蜜を吸っていて近付けた。

以前、西表島でリュウキュウアサギマダラの集団越冬に出遭った時は、鳥肌が立つくらい綺麗でした。

今年は虫の“当たり年”でちょっと珍しい虫に出会ってます。

 

河口湖湖畔のコスモス
風にゆれるコスモス 毎年綺麗に咲いている

河口湖は先日の大雨で水位が戻って来てます。

もう夜は、寒いくらい。