【富士山初冠雪】

ここ山梨でも東日本を縦断した強烈な台風の爪痕はまだまだ癒えていません。国道の橋は落ちたまま復旧できてません。
それでも幸いだったのは風速60mとも言われた風が、富士山のお陰か、さほど吹かずに済んだことでしょうか。
もし、40m程度でも倒木などで更に国道が寸断されていたと思います。

美しく、季節は変わってゆきます。
友人たちと8月に初冠雪の年に富士山に登ったこともありますが 、今年は遅く、先日が初冠雪となりました。
湖畔からの美しい富士山の写真をアップします。

丁度ニュースで滑落遭難事故を伝えています。大変残念です。

富士山冠雪
富士山冠雪

朝の河口湖湖面
朝の河口湖湖面

河口湖と富士山冠雪
河口湖と富士山冠雪
河口湖湖畔 大石公園
河口湖湖畔 大石公園

【新年 明けましておめでとうございます】

河口湖で会った親子
河口湖で会った親子。昨年最も美しかった光景。

新年おめでとうございます。

昨年はテロや紛争のニュースが多く、融和より対立が目立った年のように思います。

個人的にもそういった状況に直面しました。

だだし本質的なことが明快になるようなことも多くあり、大切な問題で白黒がはっきりするようになったことは良かったのではないでしょうか。

今年も厳しい年になりそうな予感ですが、個人的にはちょっと苦手なことにもチャレンジしてゆこうと、夢うつつの元旦の布団のなかで考えました。

そして毎年、元旦は富士山へ初詣です。

今年も4時に起きて河口湖に行ってきました。

乗り込んだ自動車内の温度は-2℃くらい。

完全に冬山のような装備で行ったのですが、今年は暖かかった。

我慢できずに自動車に避難ということもなく、半月に近い月がおぼろげに暗い富士山を照らし、青い空が明けてゆく様子を見ることができました。

早暁。河口湖で。
早暁。河口湖で。友人から月の右上の星が木星だと教えてもらいました。

日の出前よりまだ早い時間の藍色の空がいいですね。

富士山2。河口湖で。
富士山2。河口湖で。

富士山3。河口湖で。
富士山3。河口湖で。

富士山4。河口湖で。
富士山4。河口湖で。

20代の集団が冷たい湖に足を入れて富士山と記念撮影していて、今日は少々賑やか。

でも、日が出る頃にはどこかへ行ってしまった。
お陰で静かに初日の出を堪能しました。

2016年、初日の出1。河口湖
2016年、初日の出1。河口湖。

2016年、初日の出2。河口湖
2016年、初日の出2。河口湖

2016年、初日の出3。河口湖
2016年、初日の出3。河口湖

2016年、初日の出4。河口湖
2016年、初日の出4。河口湖

ここから番外編。
迫力のない3D富士山写真をどうぞ。

3D富士山1
3D富士山1

3D富士山2
3D富士山2

なんだか宗教画のミニアチュールのような、箱絵のような、不思議な“小ささ”を感じます。

 

【珍しい富士山 数十年に一度あるかどうかの逆転降雪?に】

今、富士山がめったに見られない雪を被ってます。
記録的な暖かさだった11月末の降雪からこうなってます。

写真を見て気がつくでしょうか?

山中湖からの富士山1
山中湖からの富士山1

よく見ると6・7合目以下に雪の帯が見えますよね。
麓より上のほうが雪が少ないという珍現象。

山中湖からの富士山2
山中湖からの富士山2

Webのある記事では、根雪となっていないことから、上の雪が風で飛ばされた可能性があるといっていましたが、おそらく違うと思います。
風は層状に雪を飛ばすようなことはないからです。
多分、雪を降らせた雲が、低空を通過したためでしょう。

一見見慣れたようでいて、よく見ると珍しい富士山。

かなり遠くからでも見えますよ。

富士吉田からの富士山
富士吉田からの富士山

【ハイタカ発見】

カラスの鳴き声でふと上を見上げたらハイタカが飛んでいた。
その後をカラスが追ってゆく。
カラスは追い立てているのだが、それより小型のハイタカは案外余裕があるように見える。
畳んだ尾羽根が真っ直ぐ伸び、下面は白っぽい。
シルエットがすっきりと綺麗で美しい。

以前、ワシタカ類の調査の仕事をしていて、タカが集団のカラスに追われたり、獲物を横取りされるのを結構見た。
ワシと違ってタカ類は小さめ。しかしハンターとしてはピカイチだ。
ウチの近くでトビ(トンビ・鳶)は多いのだが、トビはハンターではない。

特に尾羽根で区別が付く鷹らしき鳥は何度か見たことがある。
ハイタカらしい鳥も見た。
が、いつも「らしい」くらいで同定が出来なかった。
今日は低空だったので良く見えた。

鷹が生息していてもおかしくない地域なのだが、意識していてもなかなか見られない。
猛禽の鷹がいるということは、それを支える豊かな生態系があることの指標になる。だから、オオタカやハイタカのいる森は守らなければならない。

個々の鳥が珍しいとかいうことより、そこが一番重要なところです。

【笠雲の富士山と紅葉】

先日、パリッとした笠雲が富士山に掛かっているのを久しぶりに見ました。
キリリと締まった縁のエッジが綺麗です。

キリリとした笠雲と富士山
キリリとした笠雲と富士山

でもこれを撮って数分後には崩れ始め、だんだん温泉に入っている人の頭の上のタオルみたいに。

笠雲が出る時は天気が下り坂。富士山周辺では常識です。
この日も夕方まで笠雲が出続け、次の日は雨です。
でも、案外長く笠を被ってましたね。

青空に伸びやかな雲
青空に伸びやかな雲

今まで見た中で一番笠の段が多かったのは7段。
育ちすぎてしまったキノコの親玉みたいですごい迫力がありました。
その時はニュースにもなっていたけれど写真を撮りそこねてしまった。
後から、感動した時にはすぐに行動が必要だと痛感。

紅葉と笠富士
紅葉と笠富士

富士山と紅葉は“いかにも”とはいえ、映えます。

イロハモミジの大木
イロハモミジの大木

紅葉のグラデーション 西湖の畔で
紅葉のグラデーション 西湖の畔で

もう河口湖周辺も紅葉の盛りを過ぎました。
少し褪せた感じが微妙で良いのですが、その枯れてゆく寸前の一瞬の煌きのような美しさは撮るのが難しいです。

枯れたモミジの吹き溜まり
枯れたモミジの吹き溜まり

枯れてゆく時の光、朽ちてゆく時の輝き。
じつは、以前からのテーマの一つです。

落ちても輝くモミジ 一葉
落ちても輝くモミジ 一葉

もうそろそろ霜が降ります。

透けて輝くモミジ
透けて輝くモミジ