【新年 明けましておめでとうございます】

河口湖で会った親子
河口湖で会った親子。昨年最も美しかった光景。

新年おめでとうございます。

昨年はテロや紛争のニュースが多く、融和より対立が目立った年のように思います。

個人的にもそういった状況に直面しました。

だだし本質的なことが明快になるようなことも多くあり、大切な問題で白黒がはっきりするようになったことは良かったのではないでしょうか。

今年も厳しい年になりそうな予感ですが、個人的にはちょっと苦手なことにもチャレンジしてゆこうと、夢うつつの元旦の布団のなかで考えました。

そして毎年、元旦は富士山へ初詣です。

今年も4時に起きて河口湖に行ってきました。

乗り込んだ自動車内の温度は-2℃くらい。

完全に冬山のような装備で行ったのですが、今年は暖かかった。

我慢できずに自動車に避難ということもなく、半月に近い月がおぼろげに暗い富士山を照らし、青い空が明けてゆく様子を見ることができました。

早暁。河口湖で。
早暁。河口湖で。友人から月の右上の星が木星だと教えてもらいました。

日の出前よりまだ早い時間の藍色の空がいいですね。

富士山2。河口湖で。
富士山2。河口湖で。
富士山3。河口湖で。
富士山3。河口湖で。
富士山4。河口湖で。
富士山4。河口湖で。

20代の集団が冷たい湖に足を入れて富士山と記念撮影していて、今日は少々賑やか。

でも、日が出る頃にはどこかへ行ってしまった。
お陰で静かに初日の出を堪能しました。

2016年、初日の出1。河口湖
2016年、初日の出1。河口湖。
2016年、初日の出2。河口湖
2016年、初日の出2。河口湖
2016年、初日の出3。河口湖
2016年、初日の出3。河口湖
2016年、初日の出4。河口湖
2016年、初日の出4。河口湖

ここから番外編。
迫力のない3D富士山写真をどうぞ。

3D富士山1
3D富士山1
3D富士山2
3D富士山2

なんだか宗教画のミニアチュールのような、箱絵のような、不思議な“小ささ”を感じます。

 

【富士山 初冠雪】

一昨日からの昨日に掛けて富士山頂に雪が降りました。
今年は遅いと思ってましたが、平年より11日遅れということ。
昨日11日の午後、自動車に乗っていて気付きました。

8月終わりに初冠雪という年もあり、なかなか予想できません。
この時期の雪は根雪になるでしょう。

初冠雪の富士山
初冠雪の富士山

ということで、今朝は久しぶりに自転車で河口湖に向かい撮影。
天気がよく、カラッとしているのに水蒸気のせいか、薄っすらと靄がかかっている感じ。
もう少し山肌がはっきりしていると思っていたけれど、山頂以外、穏やかに平坦な富士山です。
5合目以下の黄色く色付いているところも薄靄で目立ちません。

初冠雪の富士山と冬の色に変わってきた湖面 河口湖にて
初冠雪の富士山と冬の色に変わってきた湖面 河口湖にて

湖畔のススキ(カヤ?違うかも)は白くなる前の銀色の輝きが美しい。

ススキと富士山 初冠雪
ススキと富士山 初冠雪

コスモスは盛りの時期を過ぎ、花も小さめになってきました。

光に透かしたコスモス 河口湖にて
光に透かしたコスモス 河口湖にて

さて、いよいよ冬。
その前に秋があるけれど、気分は既に冬。
ああ、長く寒い冬がやってくる・・・・・・

【濡れ落葉の面白さ】

嵐のような一夜の後、抜けるような秋空が広がってます。
雲の変化を撮りたくて、10月2日、富士山周辺に撮影に出掛けました。

雲の様子は別のページ、【雨上がりの山中湖】で紹介。

山中湖から見た富士山
山中湖から見た富士山と赤松

山中湖では色づき初めた葉や木の実のほか、沢山のテニスボールに混じって70cm以上もある鯉が岸辺に漂流していて、安全そうな水中もかなりデンジャラスだった模様。

まだ息があり目を剥いています。

山中湖で漂流するコイ
山中湖で漂流するコイ

一体どうしたのか?

先日オムスビをやったコイの恩返しか?とも考えましたが、
少し触ってそのままにしておきました。

脳裏には味噌味の鯉コクが・・・・・・。

鯉は、生きているうちにちゃんと泥を吐かせないと、結構泥臭いもの。
特に天然物は。

サイクリングロードの濡れ落葉 桂など
サイクリングロードの濡れ落葉 桂など

道路にも枝が多く、観光地はすぐに片付けられて安全になるのですが、訳がわからないモノが落ちてる意外性が面白い。

まだ熟してないコブシの実 
まだ熟してないコブシの実

立ち止まって路面観察。

緑のプロペラは寄生植物のヤドリギの葉
緑のプロペラは寄生植物のヤドリギの葉
ヒノキの葉はサンゴのよう
ヒノキの葉はサンゴのよう
路面に描かれたヒノキの落葉のドローイング
路面に描かれたヒノキの落葉のドローイング

「濡れ落葉」は別の意味を加えられ、悪い印象の言葉になってしまいました(笑)。

落花の美、落葉とともに
落花の美、 落葉とともに

でも、本物の濡れ落葉の美しさは花と同じで、短命で儚(はかな)く、素晴らしいものです。

【隠れ富士八景】

富士山の頂上こそ見えませんが、2015年9月18日は雲の動きが特別な日でした。

忍野村から見る富士山
忍野村から見る富士山。 ここは前景が拓けていて左右の山裾まで見られる特別な場所。

山中湖に原付きバイクで駆けつけて撮影。

山中湖から見る富士山と雲1
山中湖から見る富士山と雲_1 湖面の様子に普段と違う野趣を感じる。 人間がまだ人間になってなかった時代のような原初的光景。
山中湖から見る富士山と雲2
山中湖から見る富士山と雲_2 この爆発感。 現実には静寂の中で光と雲とが入り交じる。
山中湖から見る富士山と雲3
山中湖から見る富士山と雲_3 常に、何処かで、このような創造が行われていることの不思議。

河口湖でなくて忍野から山中湖に駆けつけて正解。

富士山への雲の回りこみが違うのです。

山中湖から見る富士山と雲4
山中湖から見る富士山と雲_4 空気の層と山塊という異質なもの同士のぶつかり合い。
山中湖から見る富士山と雲5
山中湖から見る富士山と雲_5 僅かにしか見られない奇跡のような瞬間。 このブログの左の部分(PCサイズ)に使用中の写真。
山中湖から見る富士山と雲6
山中湖から見る富士山と雲_6 荘重なる夕暮れ時。

風もあり、観光客はまばらで大した関心を見せない中、あるホテルの女性従業員が飛び出してきてスマホで撮影して、すぐに業務に戻っていった。

山中湖から見る富士山と雲7
山中湖から見る富士山と雲_7 生き物のような景色。 絶景なのだが、雨も降り始めた。 そろそろ引き際を考える時間。

帰りは雨に降られましたが、良い写真が撮れました。

山や旅での経験上、撮影なんか投げ出したくなる時ほどリスキーな状況で良い写真が撮れることが多い。

後から「撮ってればよかった」と思っても、絶対に!2度目の機会はない。