【珍しい富士山 数十年に一度あるかどうかの逆転降雪?に】

今、富士山がめったに見られない雪を被ってます。
記録的な暖かさだった11月末の降雪からこうなってます。

写真を見て気がつくでしょうか?

山中湖からの富士山1
山中湖からの富士山1

よく見ると6・7合目以下に雪の帯が見えますよね。
麓より上のほうが雪が少ないという珍現象。

山中湖からの富士山2
山中湖からの富士山2

Webのある記事では、根雪となっていないことから、上の雪が風で飛ばされた可能性があるといっていましたが、おそらく違うと思います。
風は層状に雪を飛ばすようなことはないからです。
多分、雪を降らせた雲が、低空を通過したためでしょう。

一見見慣れたようでいて、よく見ると珍しい富士山。

かなり遠くからでも見えますよ。

富士吉田からの富士山
富士吉田からの富士山

【富士のソライロ八景+一景】

一足早く秋が深まった山中湖。

夕方のソライロの変化です。

富士山に沈む太陽。
富士山に沈む太陽。 飛行機雲ひとつ。

太陽が山の端に掛かって沈むまで、あっという間。

写真を撮っていると、それに気づいて富士山へスマホを向ける人もチラホラ。

富士山に沈む太陽。 擬似ダイヤモンド富士。
富士山に沈む太陽。 擬似ダイヤモンド富士。

モータボートも減り、風にさざめく山中湖。

風も冷たくなってきました。

さざめく湖面の山中湖と富士山
風にさざめく山中湖の湖面
さざめく湖面の山中湖と富士山2
湖面と富士山

数日間、富士山の写真を撮りに来ているという横浜の方としばらく話す。
「今朝は河口湖の湖面に霧が出てとても綺麗だった」とのこと・・・

寡黙な人との会話は、埋み火のように温かい。

 

ソライロが深まってゆく富士山。

ソライロが深まってゆく富士山

深まる空の色。

 

シルエットの湖畔の木
シルエットになった湖畔の木はもう冬の姿

この日は夕方の紅葉の様子を見に来たのに、空の色が主役でした。

シルエットの富士山と山中湖
空に、少し前にはなかった色が加わってきた

空に新しい色が加わる。

富士山の山の端の色変わり。
山の端の色変わり

最後は帰路、忍野村からの富士山です。

こんな色の変化も珍しい。

忍野からの富士山と不思議なソライロ。
忍野からの富士山と不思議なソライロ

絶妙なグラデーションのこの空は二度と見られないと思う。

 

【雨上がりの山中湖】

【濡れ落葉の面白さ】で紹介できなかった今年最後の黒富士と雲の様子です。

山中湖からの黒富士と雲1
山中湖からの黒富士と雲_1 秋の雲が整然としている。

【富士山 初冠雪】の通り、10月10日夜あたりに降った雪は根雪となって、来年の8月位まで白いものが残るでしょう。

最後の名残というわけで少し10月2日の写真をアップします。

山中湖からの黒富士と雲2
山中湖からの黒富士と雲_2 雲は動きつつ、湧きつつ
湧き上がる秋の雲1 山中湖から
湧き上がる秋の雲_1 山中湖から見上げる

 

湧き上がる秋の雲2
湧き上がる秋の雲_2
秋の雲と太陽 山中湖から
秋の雲と太陽

雲や富士山は明るい光に満ちてました。

【隠れ富士八景】

富士山の頂上こそ見えませんが、2015年9月18日は雲の動きが特別な日でした。

忍野村から見る富士山
忍野村から見る富士山。 ここは前景が拓けていて左右の山裾まで見られる特別な場所。

山中湖に原付きバイクで駆けつけて撮影。

山中湖から見る富士山と雲1
山中湖から見る富士山と雲_1 湖面の様子に普段と違う野趣を感じる。 人間がまだ人間になってなかった時代のような原初的光景。
山中湖から見る富士山と雲2
山中湖から見る富士山と雲_2 この爆発感。 現実には静寂の中で光と雲とが入り交じる。
山中湖から見る富士山と雲3
山中湖から見る富士山と雲_3 常に、何処かで、このような創造が行われていることの不思議。

河口湖でなくて忍野から山中湖に駆けつけて正解。

富士山への雲の回りこみが違うのです。

山中湖から見る富士山と雲4
山中湖から見る富士山と雲_4 空気の層と山塊という異質なもの同士のぶつかり合い。
山中湖から見る富士山と雲5
山中湖から見る富士山と雲_5 僅かにしか見られない奇跡のような瞬間。 このブログの左の部分(PCサイズ)に使用中の写真。
山中湖から見る富士山と雲6
山中湖から見る富士山と雲_6 荘重なる夕暮れ時。

風もあり、観光客はまばらで大した関心を見せない中、あるホテルの女性従業員が飛び出してきてスマホで撮影して、すぐに業務に戻っていった。

山中湖から見る富士山と雲7
山中湖から見る富士山と雲_7 生き物のような景色。 絶景なのだが、雨も降り始めた。 そろそろ引き際を考える時間。

帰りは雨に降られましたが、良い写真が撮れました。

山や旅での経験上、撮影なんか投げ出したくなる時ほどリスキーな状況で良い写真が撮れることが多い。

後から「撮ってればよかった」と思っても、絶対に!2度目の機会はない。